Talk about “music” of people who can and can not hear -Tokyo University of the Arts diversity monthly project – | 聞こえる人と聞こえない人の「音楽」をめぐるトーク -東京藝術大学ダイバーシティ月間企画-

Date:Tuesday, 16 July 2019, 6:30 p.m. – 8:30 p.m. (JST)
日時:2019年7月16日(火)18:30-20:30
Venue:Lecture room 1, 1F Chuo-Building, Tokyo University of the Arts Ueno Campus 12-8, Ueno Park, Taito-ku, Tokyo
会場:東京藝術大学上野校地中央棟1F 第1講義室 東京都台東区上野公園12-8

No pre-booking necessary. English-Japanese translation available.
*申し込み不要・先着100名
*手話・和英通訳つき

What is the music of people who can not hear?

People who have different experiences, such as deaf performers and artist listeners, musicians, think and talk together to explore new possibilities of music that are different from the “music” that has been captured so far.

「音楽:は聞こえる人だけのものではない。聞こえない人の音楽とは?」

ろう者と聴者のアーティスト、ダンサー、音楽家たちが集まって音楽の新たな可能性について議論します。

Speaker:
Eri Makihara
Deaf film director Yuri Makihara has considered that “there is music born from silence.” For example, she says that “music” can be felt from the musical film “Westside Story”, the Awa dance, and the dance of the Pina Bausch dance group. And she produced the movie”Listen” (2016) with deaf’s dancer DAKEI. In the silent 58-minute film, the work in which various “music” expressions created by Deaf people have received a great response.

DAKEI
Natsumi Wada
Ryuichi Ono
Katsuhiko Hibino
Kazumi Minoguchi
Natsumi Araki


■ 登壇者プロフィール

牧原依里(まきはらえり)/映画監督
聾の鳥プロダクション代表・映画作家。ろう者。 ろう者の“音楽”をテーマにしたアート・ドキュメンタリー映画『LISTEN リッスン』(2016)を雫境(DAKEI)と共同監督。既存の映画が聴者による〈聴文化〉における受容を前提としていることから、ろう者当事者としての「ろう文化」の視点から問い返す映画表現を実践。

雫境(DAKEI)/舞踏家、アーティスト
東京藝術大学大学院博士課程修了。舞踏家・鶴山欣也(舞踏工房 若衆・主宰)の誘いを受け、舞踏を始める。国内のみならず欧米、南米を舞台に活動。2000年にユニット・グループ「雫」を旗揚げ、国内外で公演、ワークショップを行う。現在ユニットグループ「濃淡」に改名し、活動。また、アニエス・トゥルブレ監督の映画『わたしの名前は…』に出演。

和田夏実(わだなつみ)/インタープリター、アーティスト
ろう者の両親のもと、手話を第一言語として育つ。視覚身体言語の研究、様々な身体性を持つ人々との協働を通して、感覚がもつメディアの可能性について模索している。主な展覧会に「Emergences! 033:tacit creole / 結んでひらいて」(NTTインターコミュニケーションセンター、2017-18)など。手話通訳士資格をもつ。

小野龍一(おのりゅういち)/音楽家、アーティスト
東京藝術大学の作曲科を卒業後、同大学院美術研究科を修了。音楽学を拡張した「テーマパークの美学」をベースに、音楽制作のみならず美術展示や舞台演出など、領域横断的に作品制作を行なっている。近年の主な展示・公演に、「オルガンと話してみたら—新しい風を求めて—」(東京藝術大学奏楽堂)「Sinfonía」(ラ・トーラ, エクアドル)など。

日比野克彦(ひびのかつひこ)/アーティスト、東京藝術大学美術学部長
東京藝術大学大学院修了。地域性を生かしたアート活動「明後日新聞社文化事業部」「瀬戸内海底探査船美術館」などを展開。2014年よりアートの特性と現代社会の課題をテーマとしたアートプロジェクト「TURN」を監修。岐阜県美術館長、日本サッカー協会社会貢献委員会委員長。

箕口一美(みのぐちかずみ)/東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科講師
カザルスホールプロデューサー、財団法人地域創造「公共ホール音楽活性化事業」コーディネーター、サントリーホール・プログラミングディレクターなどを務め、芸術普及のさまざまな可能性を各地のホール担当者、若手演奏家とともに考えて来た。現在は東京藝術大学で学生や若い研究者たちと、音楽ワークショップ・ファシリテーション開発に取り組んでいる。

荒木夏実(あらきなつみ)/東京藝術大学美術学部准教授
慶応義塾大学文学部卒業、英国レスター大学ミュージアム・スタディーズ修了。三鷹市芸術文化振興財団と森美術館でキュレーターとして展覧会企画を行う。2018年より現職。「ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界」で倫雅美術奨励賞、西洋美術振興財団学術賞受賞。現代美術と社会との関係に注目し、アートをわかりやすく紹介する活動を展開している。


主催:東京藝術大学美術学部先端芸術表現科
国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻
美術研究科グローバルアートプラクティス専攻

共催:東京藝術大学ダイバーシティ推進室

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同日開催プログラム
牧原依里・雫境(DAKEI)共同監督
映画『LISTENリッスン』上映会
16:00 – 17:00 (15:30開場)
東京藝術大学 上野キャンパス
大学会館2F 国際芸術創造研究科 上野講義室
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お問い合わせ:mino2019@ml.geidai.ac.jp