Installation exhibition by Ayako Sakuragi and Xu Yang “ここにいてそこにいない”

Installation exhibition by Ayako Sakuragi and Xu Yang “ここにいてそこにいない”

Date:Friday, 21 June – Tuesday, 25 June 2019,
21 June : 3:00 p.m. – 6:00 p.m. Reception Party : 6:00 p.m. – 8:00 p.m.(JST)
22-24 June : 11:00 a.m. – 7:00 p.m. 25 June : 11:00 a.m. – 3:00 p.m.
日時:2019年6月21日(金)ー6月25日(火)
6月21日:15:00-18:00, レセプション:18:00-20:00、22日ー24日:11:00-19:00、25日:11:00-15:00
Venue:White Gallery
会場:White Gallery

This is the information about upcoming exhibition by M2 students Ayako Sakuragi and Xu Yang.

修士2年在籍中の櫻木綾子とシュウヤンによる展示のご案内です。

URL:http://www.white-gallery.tokyo/#top

ここにいてそこにいない

なぜ私はここにいてそこにいない?
時の始まりはいつ?宇宙の果てはどこ?
この世の生はただの夢?見るもの聞くものかぐものは
この世の前の世の幻?

(ペーター・ハントケ作 / ヴィム・ヴェンダース『ベルリン 天使の詩』(1989年)より一部引用)

図書館に集まる天使を、子供達だけが見ることが出来る。天使たちは都市の上空を旋回し、大人たちにそっと寄り添う。この映画の中で世界は、天使が天使の時はモノクロ、天使が愛のために人間になるとカラーで描かれている。天使は人の心が見えるが世界は白黒であり、大人は天使の姿を見ることはできないが、その代わり世界に色がある。

私たちは、このヴィム・ヴェンダースの映画『ベルリン 天使の詩』から出発し,展示「ここにいてそこにいない」を試みます。天使と人間の関係は、まるで現代社会の大人たちのようであり、彼らは何か大切なものを見落としているのではないでだろうか。日常の見える、または見えない存在は、どこまでが本当で、どこまでが想像や思い込みなのか。この混沌とした世界の中に私たち人間は生きている。忙しい日々の中で時には少し立ち止まり、ここにいるけどそこにいないものごとに、そっと目を向けてみたい。

Participating Artists:Ayako Sakuragi, Xu Yang
アーティスト: シュウ ヤン、櫻木 綾子